ひとつだけ、を探して

世界が全て正解じゃない

加藤さんの四畳半にお邪魔してみた

 

加藤シゲアキさんソロ曲「世界」感想殴り書き

 

この手に情けない生き様を握りしめ
誰にも託せぬ夢ばかり
刃を抱く覚悟はあるのかと
問いながら歌う


"自分に刃を向ける人を抱きしめられる大人であれ"

以前加藤さんは連載エッセイ"できることならスティードで"で、そう書き記していました。

これは悪意の矛先を向けられた時の加藤さんなりの処世術

少し前にシゲ部でもこの話を言及してた

「刃に刃を向けちゃうとだめ。気持ち的には衝動的になっちゃうかもしれないけどそんなことは絶対しないようにそういう浅薄な行動をとった人たちと同じレベルになってしまうから。(悪意の矛先を向けられたら)僕はどうにか受け止める、余裕があれば抱きしめる。」

刃を抱く覚悟とは、加藤成亮がアイドルとして、加藤シゲアキとして、生きる覚悟なのかなと思った

アイドルの日常がどんなものかなんて全く想像も出来ないけど、少なくとも普通の世界で普通に生きてる私なんかよりは望まれない悪意が向けられることなんて日常茶飯事だと思う

この文章を読んだ時の、誰かに心臓を直接鷲掴みされて握り締められたような、ダイレクトな切なさは忘れたくないなあ

 

黄昏時 帰り道 憧れの記憶

吐き出した息が獣みたいで

手に入れたかった視界の色彩はどこへ

いつしかぐらつくレゾンデートル

 

黄昏時=夕方

語源「誰そ彼」

 

夕暮れ時は暗くなってそこにいる彼が誰か分からない

沈みかけた太陽が眩しくて前にいる人が影にしか見えない

 

彼は誰? →彼そ誰? →誰そ彼 →たそがれ →黄昏時 

 

「彼はどこにいってしまったんだろう」と物思いにふけっている状態が黄昏れると言われる

 

ここでの彼は加藤さん自身

自分で自分を探している

 

視界の色彩は自分の目指すもの

憧れに囚われて手に入れたいものが分からなくなった

 

レゾンデートル=存在、存在価値

吐き出した息を気に止める季節=冬

 

ぐらつく存在価値

獣のように憧れを追い求めてたら本当の自分を見失ってしまった

憧れは憧れでしかなかった、自分じゃなかった

 

寒い日の帰り道、いつの日かの加藤さんが1人で薄暗い空を仰いで白い息を吐き出してる情景を勝手に思い浮かべて妙に切なくなってしまった、泣いちゃう

 

振り返るには浅い人生を

愛おしいながらも嘆く毎日

己の熱さを冷やかすなと呟いてる

 

加藤さんって熱い人だよね

がむしゃらなんてかっこ悪いって言い出しそうなイメージがあるけど本当に1番熱いのは加藤さん自身

 

加藤さんのお話聞いてると「悔しかったから」で始まるエピソードが多いと思う。

加藤さんは(私が応援してきた限り)プライド高いし繊細だし、きっと悔しい思いをする度にすごく傷付いてる。

ROTで話してた「あなたに何があるの?」って言われたっていうエピソードはまさにだと思うんだ。

けどそのまま落ちていくんじゃなくて、

むしろその悔しい気持ちを力に変換して何回でも這い上がる、そんな熱い加藤さん。

 

そんな加藤さんが好きで何回でも恋をしてしまう。

 

加藤さんが自分の熱さに冷めてしまったらアイドル加藤シゲアキはいなくなると思う。

 

ざらし空の向こうに一羽のルリビタキ

一体あれはなんだったのか

半径数メートルさえ距離を保てないまま

強くあれと誓い立てる夜

 

ルリビタキ=幸せの青い鳥、幸せの象徴

すぐ近くにあったはずの幸せと距離を保てなかった

 

「16歳のときにNEWSに入って、これで将来安泰だって思ったんですよね。ジャニーズJr.の目標はデビューだから。でも、ぜんぜん安泰じゃなかった。そこからが波瀾万丈で」

 

そんな風にデビュー当時を振り返る加藤さんが頭をよぎった。

デビューした喜びも束の間、グループとして、1人のアイドルとしてたくさんの困難にぶち当たって、あの喜びは、安堵は、自信は、希望は、幸せは、

 

"一体あれはなんだったのか"

 

そんなふうに思うのは自然なことじゃないかなあ

人間だもの

 

私はデビュー当時を知らないし、986日々も知らないけど、きっと強くあるべきと言い聞かせてここまでやってきたんだろうなあ

 

ちなみにルリビタキについて調べると

・成熟したオスが1番綺麗な青色

・もっとも濃くなるのに4年かかる

・寿命も4年

・綺麗な瑠璃色に変わった頃に寿命を迎えてしまう

・人間と同様、美人薄命

という内容が出てきて深夜に1人で泣いた

(深夜に調べるものではなかった)

 

アイドルって儚いよなあ

そう、儚い、儚いけど、儚いのに、

私は無駄に生命力の強そうな加藤さんが好き()

 

どこかで生きてる誰かに悩んで

どこかで生きてる誰かに頼って

どこかで生きてる俺も誰かでどうすりゃいいの

 

1人の友人(恋人)について悩んだとする

それを誰かに相談する

でもその誰かも違う人のことで悩んでいて

その誰かも"誰か"を頼りたい気持ちを持っていて

その"誰か"は誰かにとっては私で

 

(伝わる?)

 

みんな誰かの誰か

抽象的に表された誰かを具体的にすると自分になることもある

 

なんて最初は思ったんだけど

 

どこかで生きてる誰か=自分

確かに自分はここにいるけど、

ここにいる自分とは他にわからない自分がいる

 

自分の中のどこかにいる自分に悩んで

でもどこかにいる自分に頼って

頼っていたはずの自分も自分で結局自分の中に答えはない

 

というのもアリだなあ、なんて

 

(言っててわけわからん)

 

ここまで感想書いてる流れだと後者の方がスムーズに私の中で繋がるかなあ

 

どちらにせよ結局"誰か"は自分になるんだけど

 

あぁたくましさは 倒れた木々のように

再び根づく日まで 願いを込めて

 

小鳥のさえずりが再び聞こえ出す

ルリビタキ幸せが帰ってきた?

 

強くあれと何度も自分に言い聞かせて培ったたくましさがやっと今の加藤シゲアキとして根付いたのかな

小鳥のさえずりがやけに耳にのこる。

今ここに根付いた加藤シゲアキにとって広がる世界が幸せだと感じられるものだとしたら嬉しいなあ

 

求めていたのは愛じゃなかったか
求めていたのは夢じゃなかったか
求めていたのは魂じゃなかったか

 

手に入れたかった視界の色彩=求めていたもの

だと受け取ったんだけど、加藤さんが求めていたものって結局なんだろう

 

幸せを手に入れただけで視界が彩るほど単純な人間とは思えない

 

自分を見失ったから、自分がわからなくなってしまったから、加藤さんは"自分"を手に入れたかったのかなって思った

自分という存在を確立したかったのかなって

 

たくさんのことを経験して、たくさんのことに挑戦して、加藤シゲアキを確立して、そして今がある

 

4合わせ、なんて言うけど、強くたくましく自分を根付けたからこそであり。

幸せは自分を手に入れた付属品でしかないと思う

たまたま、たまたま幸せもそこにあった 棚からぼたもち

 

わたしが加藤さんのお母さんだったら「がんばったから今があるんだよ」って簡単な言葉で伝えたいなあ

そして抱きしめたい(突然の母性)

 

世界はここにある

貴様が世界だ

 

"貴様"の意味を調べたらいくつか出てきたけど、

 

男性がきわめて親しい同輩か目下の者に対して用いる語。また、相手をののしっていう時にも用いる。おまえ。 

 

が、ここでは最適かなあと思った。

 

加藤さんの言う貴様が誰なのか人によって解釈は違うだろうけどやっぱり私は加藤さんが加藤さん自身に向けてる「貴様が世界だ」だと思うなあ

 

迷って迷って迷ったあげく、

結局世界は"ここ"にあったんだよね

自分が世界というよりは、外ばかり見ててなかなか気付けなかった自分の中にある世界にようやく気付いたというイメージだなあ

 

もがいた挙句、気付けば四畳半の狭い世界だったけど加藤さんはそれが愛おしいんでしょ?(笑)(わたしも)

 

加藤さんが加藤シゲアキを受け入れたというか、認めたというか、

自分の存在を許してあげた

 

なんて、そうであってほしいという私の願望です

 

う~ん (伝われ)

 

貴様=私たち

とも考えたんだけど、それはそれでしんどすぎるので考えるのを放棄しました。

だって私たちってもろ刃になりうる存在なんだもの え~ん

 

 

加藤さんのソロはもれなく全部好きだけど世界はなんだか心に刺さったなあ 

この曲を初めて聞いた時、そんなに気負わなくてもいいんだよって率直に思った。

を抱く覚悟なんてしなくてもいいよって。

そもそも好きな人に悪意が向けられるところなんて見たくないし、ましてやそれで加藤さんが苦しむなんて絶対に嫌だ。

だからそんな覚悟捨てて逃げちゃってもいいんだよって、思ったんだけど、だけど、こんなにも強くたくましくあろうとする加藤さんの覚悟を真っ向から否定したくない。

なぜならわたしは好きな人が決めたことは応援してあげたい女。加藤さんが決めたことなら私は応援したい。え~ん

しかもね、結局は、アイドルとファンってそうでしか関係を保てないというか。

私たちがいくら応援したところで、アイドル側が辞めてしまえばそれで終わり。

無理は絶対にしてほしくないんだけど、無理をしてくれなきゃアイドルなんてやってられないよね。え~ん

(「アイドルやれる人は狂ってる」って笑いながら言ってる加藤さんを見て私は泣いていました。)

それなら私は加藤さんに刺さってる刃を1本1本優しく抜いてあげる!とも思ったんだけど、良く考えれば刺さったものを抜くってサイコパスかよ~みたいな、抜くのも痛てぇよ~みたいな、

なにをどうしてもうまくいかない

え~ん、どうせヲタクはまたなにもできないよ~~~

ということで行き着くのは結局いつもと同じ、全力で応援する、全力で支える、でしたね。ほんとに結局(笑)

本当は見たくないけど、傷付く加藤さんからも目を背けない。何があっても見守る。それが加藤さんの覚悟に対するせめてもの私ができることだと思った。思いました。

私はビビットでの謝罪も涙を堪えて正座して見届けた女。

できないことはない!!!!!!!!

 

 

WORLDISTAとってもたのしみです。

クソみたいな悪意が多いこの世の中だけど、コンサートというあの空間だけは、NEWSとファンだけの特別なあの空間だけは、幸せで優しい世界にしたい。

 

個人的に思ったことだけど、

壮大な世界観で始まって、最後に加藤さんの小さな四畳半の世界で終わるWORLDISTA最高だなって うふって

 

えへ、

シゲぴだいすき!あいしてる!!!!